もしもに備えよう!子どものために備えておきたい防災グッズ紹介

保育

昨今、大きな災害が次々と発生しており、防災への意識が高まっているのではないでしょうか。

備蓄や防災リュックが必要なことは分かっていても、「何を準備すればいいの?」と考えることが面倒になり、後回しになっていませんか?

「もしも」はいつ起こるか分かりません。

今回は、必要な備蓄について。そして、子どもがいる場合に、+αで備えておくと役に立つものを紹介します。

できるうちに、しっかりと備えておきましょう!

知っておきたい!備蓄の知識

大きな災害が発生すると物流が滞り、生活に必要なものが手に入らなくなります。「もしも」の時に困らないよう、今からしっかりと備えておきましょう。

どれくらい、何を備蓄すれば良いのか、分かりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

どのくらいの備蓄量が必要?

備蓄食料は、最低3日~1週間分を目安に準備しましょう。

一般的に、災害が発生してから支援物資が到着するまで、3日程かかります。ただし、災害の規模によっては、1週間以上かかる場合があります。

そのため、最低でも3日分。可能であれば、1週間分ほどあれば安心です。

生きるために「水」は必需品

ライフラインが止まった際、水は必需品です。

飲料用だけでなく、調理に使用する分などを考慮すると、一人あたり1日約3リットルの水が必要と言われています。

長期保存が可能なものを、必要分備蓄しておきましょう。

備蓄食材は何を選ぶ?

備蓄食材を選ぶポイントは以下の4つです。

  • 栄養素
  • 日持ち
  • 持ち出しやすさ

災害時は、カロリー摂取できるものが優先されるため、栄養バランスが偏りがち。主に、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが不足しやすくなります。

子どもでも飲める野菜ジュースや、飲み慣れたビタミンサプリなどを備蓄に加えておきましょう。

備蓄食材といえど、味も重要。

あまりにも食べ慣れていないものだと、避難生活にさらにストレスが溜まってしまいます。備蓄する前に、一度試して味を知っておくと安心です。

日持ちしないものはローリングストックしよう!

「食べ慣れた食材を備蓄したいけれど、日持ちしない…」と悩んでいる場合は、ローリングストックがおすすめです。

ローリングストックとは、普段食べるものを少し多めに買っておき、消費した分を買い足す備蓄方法です。

備蓄として押し入れなどに入れておくと、期限が切れてしまうことがありますが、ローリングストックとしておくと安心です。

防災リュックを準備しよう!

防災リュック

避難が必要な場合に備え、備蓄と別に防災リュックを準備しておく必要があります。

防災リュックは家族人数分が◎

防災リュックを準備する際、一つにまとめるのではなく家族人数分でそれぞれ準備しておきましょう。

一人一つにすることで、持ち出しやすくなります。

入れておくもの

防災リュックに入れておくと良いものは、以下の通りです。

  • 食料(調理不要なものが望ましい)
  • 現金(小銭含めて、1万円ほど)
  • 身分証のコピー
  • メモ帳、ペン
  • 救急ポーチ、常備薬
  • 懐中電灯、電池
  • 携帯ラジオ
  • ティッシュ、ウェットティッシュ、トイレットペーパー
  • 衛生用品(歯ブラシ、シャンプーシート、ボディシートなど)、携帯トイレ
  • 生理用品、サニタリーショーツ(女性の場合)
  • ビニール袋、ゴミ袋、中身の見えないゴミ袋
  • 衣服、使い捨て下着
  • タオル
  • 携帯用充電器
  • 雨具、防寒具
  • 災害用ホイッスル
  • マスク、アルコールスプレー

これらのものは、それぞれのバッグに入れておきましょう。特に消耗品は、多めに準備しておくと安心です。

忘れがちなものは、現金。災害発生時は、クレジットカードや電子決済が使用できない場合が多いです。小銭も合わせて、1万円分ほど準備しておくとよいでしょう。

低月齢の子どもがいる場合は+α

低月齢の子どもがいる場合は、+αで入れておくと役に立つものを紹介します。

  • オムツ、おしり拭き
  • 抱っこ紐
  • 授乳用ケープ(必要に応じて)
  • 粉ミルク、哺乳瓶(ストレスで母乳が出なくなる場合に備えて)
  • レトルト離乳
  • 携帯用カトラリー(子ども用)

災害発生時、これらのものは手に入りにくくなります。

低月齢の子どもとの避難は、考えるだけで不安だと思います。その中で、少しでも安心できるよう、普段に近い生活が送れるものを備えておくことが大切です。

子ども用の防災リュック

リュックを背負える年齢であれば、子ども用の防災リュックを準備しておきましょう。

子どもの防災リュックは、重くならないよう注意が必要です。以下のように、軽くて必要なものを選んで入れるようにしてください。

  • 子ども用マスク
  • ポケットティッシュ
  • タオル
  • 衣服
  • おもちゃ
  • 絵本
  • ブランケット、ぬいぐるみ など

大切なポイントは、子どもが選ぶおもちゃや絵本を入れておくこと。避難生活の中で、少しでも楽しい時間が過ごせるように準備しておきましょう。

また、お気に入りのブランケットやぬいぐるみなどを入れておくと、不安な気持ちを和らげることができるのでおすすめです。

子どもと一緒にリュックに入れるものを考え、防災意識を高めながら備えておきましょう。

心の健康を保つために必要なもの

泣いている子ども

避難生活が長くなると、ストレスにより、心の健康を保つことが難しくなります。

子どもは、ストレスに敏感。避難生活の中でも、いかに「普段に近い生活が送れるか」を考えることが、大切です。

子どもが子どもらしくいられるように、備えておくべきものを紹介します。

おもちゃ・絵本など

「あそび」は子どもにとって、心の健康を保つために欠かせないものです。

年齢に応じて、集中して遊べる知育玩具や絵本、折り紙や画用紙とペンセットなど、子どもの趣味に合ったものを、備蓄と一緒に準備しておきましょう。

避難所で遊ぶことは不謹慎であると感じるかもしれませんが、決してそうではありません。子どもの心の健康を保つために、必要不可欠なのです。

食べ慣れたお菓子

避難生活中の食事で重視されるのは栄養面。そのため、子どもが好きなお菓子や嗜好品が供給されるまでは、時間がかかります。

辛い避難生活の中でも、好きなお菓子が食べられると、少し気持ちが晴れますよね!

普段から食べ慣れているものや好きなものを、いくつか備蓄に追加しておきましょう。持ち出し用の防災リュックにも入れておくことをおすすめします。

日持ちしないものは、先ほど紹介したローリングストックでの備蓄をするとよいでしょう。

まとめ

避難する親子

備蓄は十分にできていましたか?

いつ来るか分からない「もしも」に備えて準備をするのは面倒で、つい後回しになってしまいがちです。

ですが、いつ大きな災害が起きるか分かりません。

「あの時に備えておけばよかった…」と後悔しないよう、今、防災意識を高めていきましょう。

備蓄を準備、見直す際は、いかに「普段と近い生活が送れるか」という視点が大切です。ただものを揃えるのではなく、避難生活を想像した際に、子どもにとっても、大人にとっても、今の生活が担保できるようなものを選びましょう。

この記事が、現在の備蓄を見直すきっかけになると嬉しいです。

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